住む人のための賃貸の構造入門
更新日:2007-08-10
皆様はお部屋を借りるとき、建物の構造のことを気にされますか?
私の友達だけかもしれませんが、時々こんな質問をされることがあります。
「『鉄筋コンクリート』とか、『鉄骨』とかって何?」
おや、と思いましたが、考えてみると、私も今の会社に入るまで、賃貸を選ぶ上で構造のことなど何も知りませんでした。
そう思って皆様から頂いたアンケートなどをみてみると、建物の構造を1番や2番で考えていらっしゃる方もたくさんいる一方で、まったくランク外の方もいます。これが遮音性となると、多くの方が必須条件に挙げていらっしゃるのに…
どうやらこの「構造」、物件探しの上では知識がある人とない人の一番差が出る部分ともいえそうです。
それではS造、RC造という言葉を見てサラリと素通りしないために、集合住宅でよく使われる構造についてざっとご紹介しましょう。
○木造
読んで字のごとく、木質材料で構成される建物構造のこと。
日本の代表的建築材の「木」は、安価で通気性に優れた素材で、賃貸でも多く用いられています。
ただしちょっと考えてもわかるとおり、集合住宅となると求められる「遮音性」や「耐震性」、「耐火性」の確保は難しいのも確か。
○鉄骨
S造ともいい、文字通り鉄や鋼の躯体でできています。
木造についで一般的で、この中にも「マンション」を称する建物もあります。
外壁や内壁に軽量コンクリートを使っているところも多く、物件にもよりますが、防音や耐火の点ではあまり木造と大きな差を期待するわけにはいかないようです。
金属でできているだけあって、耐震性は木造より大分優れています。
○鉄筋コンクリート
RCともいいます。コンクリートを鉄筋で補強した構造のことで、耐久・耐震・耐火・防音・冷暖房効率などの点で優れています。基本的にいいことずくめですが、通気性だけは弱点ですので、換気の設備か換気の努力が必要と覚えておきましょう。
性能がいいだけあって賃料はややお高いことが多いですが、もちろん物件次第。
ちなみに防音対策は、通常「壁式の鉄筋コンクリート造」が最強ですから、音に悩んで引越しを考えている方は、「壁式の鉄筋コンクリート造」という言葉を覚えてから不動産屋さんへ行きましょう。
○鉄筋鉄骨コンクリート
SRCともいいます。7、8階建て以上の高層建築に用いられる手法です。鉄骨が含まれた鉄筋コンクリート仕様になっており、その特長は鉄筋コンクリートの特長と重なります。
コストが高く、都市部の高層マンション等によく用いられます。

