話題の「外断熱工法」って何?
更新日:2008-04-09
賃貸に住む方って、自分の住む建物の構造については知る機会が少ないですよね。
でも、構造についての知識って、物件選びに差がでるところ。
興味を持っておいくと引越しのときは役立ちますよ!
ということで、今回は「外断熱工法」を取り上げてみましょう。
皆様は聞いたことがあるでしょうか?
鉄筋コンクリートなどで、建物の外側を断熱材でくるんだ構造のことで、最近話題になっています。
そもそも昔、鉄筋コンクリートの建物には、断熱材が入っていませんでした。
冷暖房コストの意識が高まり、断熱材を使うようになったのは、オイルショックが大きなきっかけだったようです。
ここで日本では、建物の内側に断熱材を入れる「内断熱」が広まりました。
元々コタツなどのピンポイントで暖める文化がある日本で、内断熱の発想は自然な流れだったんですね。
一方、レンガなどの文化がある欧米では、外側に断熱材を配置する「外断熱」が広まりました。
これが、(悔しいことに)かなりよい、ということが分かってきました。
というのが、コンクリートって、熱をためる性質があるんです。
こういう素材を外から断熱材ですっぽりくるむと、内側で暖房したら、壁全体もあったまって保温する。冷房したら、壁全体も冷たくなって保温するという、とっても快適でうれしいことになるんです。
更に、壁全体が温まるから、結露もしにくいし、結露しにくいから建物も傷みにくい。
なんて省エネ!というわけで最近話題になっているわけです。
そんな外断熱が広がらない最大の理由は、コストが高いこと。
でも、いろんな研究が進んでいます。この間ブレインマンションでも低コストな外断熱を発表しました。(ブレイン外暖といいます。よろしく☆)
これからこの外断熱工法の賃貸を皆様も見かけるようになるでしょう。
ただ、よく外断熱の話をすると、比べて内断熱がダメ、という話になりますが、日本の建築家の歴史を背負った内断熱。
コストが安く造形もしやすい、それはそれで理にかなった建物といえそうです。
地域やニーズに合わせた使い分けがうまく進んで、より住みよく安い賃貸住宅が広がるといいですね。
ちなみに木造の住宅でも外側に断熱材を使うものが出てますが、木材はコンクリートのように熱をためませんので、別発想のものです。

