敷金・礼金・更新料…賃貸住まいは結局いくら?
更新日:2008-10-09
毎月の家賃の上げ下げや敷金の返還など、賃貸に関するお金のもめごとを時々聞きます。
考えてみると、部屋を借りるときの費用って、いろんな名目でいろんな性質のお金があって、結局いったいどのくらいかかるか、わかりにくいですよね。
毎月の費用としては、家賃・共益費など。初期費用としては、敷金・礼金・仲介手数料といった名目のものをよく耳にします。
更に、しばらく住むと契約の更新料や更新手数料が必要な場合も。
また、退居時に原状回復費・クリーニング代といった形で、請求がある場合もあります。
毎年国土交通省で行っている「住宅市場動向調査」の平成18年版には、3地域でこういった費用について調べた結果が載っています。
これを見ると、わかりにくいのも納得。
地域によって、ゼンゼン違うんです。
たとえば、敷金。ご存知の通り、賃料の滞納などがあった場合などに備えて預けておくお金です。いわば保証金というわけで、実際に保証金という名目が使われる場合もあります。
この敷金・保証金、首都圏ではほぼ家賃1ヶ月か2ヶ月分ちょうど。
でも、西では相場が高く、中京圏で2ヶ月・3ヶ月分、近畿となると、3ヶ月分かそれ以上が主流となります。
一方、一時的に「お礼」として家賃1ヶ月分程度を支払う「礼金」は、首都圏ではある方が普通で、7割近く。でも、中京圏で礼金があるのは半分以下、近畿圏だと2割以下と一般的でない様子。
契約を更新する2年ぐらいごとに1ヶ月分程度を支払う「更新料」も、首都圏では6割と一般的ですが、中京や関西でこれが発生するのは5%や7%といったレベル。
関西では、「敷引」という慣習があって、敷金のうち一部が礼金とほぼ同じ性質となっているようです。
関西では割と「敷金」でまとめて、関東ではバラバラといろんな名目で…という傾向があるのかも。
この他にも、保険料や鍵交換費などの費用や、先日裁判のあった「定額補修分担金」なんてあんまり聞かない費用が発生することもあるようで、本当に様々。
いい悪いはともかく、結局は業者ごと、物件ごと、かかるお金は全く違う!…というのが結論になりそう。
こうしてみると、敷金ゼロ・礼金ゼロ、という最近はやりの文句も、ちょっと注意が必要ですね。
もしかしたら違う名目の費用が追加されていたり、どこかに加算されていたりという可能性もチェックした方がいいかも。
特に敷金は破損があった場合の保証金ともなりますから、ない場合、退去時にお金を請求される可能性がは高くなりますので注意。
また、初期費用がやたらと安い業者の中には、居住権を認めず一時使用の契約として、1日でも支払が滞れば部屋を使う権利がなくなり、鍵を交換して入居者を閉め出す形にしているオソロシイ業者もいるんだとか…。
やっぱり最初が肝心。
面倒がらずにしっかり説明をよく聞いて、契約書の内容を確認し、信頼できる業者さんを選んでくださいね。

