「追い出し屋」被害急増!?…何が起こっているの?
更新日:2009-05-14
賃貸住宅に関連するニュースで近頃、「追い出し屋」という言葉を頻繁に聞きますね。
賃貸住宅選びをする際に、ちょっと注意したい問題となっています。
家賃をわずかでも滞納すると、嫌がらせのような督促がかかったり、突然鍵が変えられてしまったりと強引な手段にでるという「追い出し屋」。
ひどい場合は荷物まで処分されてしまったり、高額な手数料を要求されたりと、激しいものがあるようです。
こうした問題は、最近増えている「敷金ゼロ・礼金ゼロ」のいわゆる「ゼロゼロ物件」に多くみられます。
というのも、「追い出し屋」と「ゼロゼロ物件」の増加は、背景につながりがあるんです。
元々、「礼金」はオーナーへのお礼の意味のお金で、払ってしまえばそれで終わりの一時金。
こちらは値引いてもらったら、単純に喜んでもよさそうですね。
一方、保証金の意味合いを持つ「敷金」は、もしもに備えたお金。
「もしも」は例えば、家賃を滞納した場合や、入居者の過失による設備破損などのことです。
こうしたことは賃貸住宅に住む上ではどうしてもある程度起こってしまう可能性があるもの。
そんな敷金を完全にゼロにしてしまえば、トラブルが発生するリスクもどうしても高くなります。
そこでゼロゼロ物件には、「保証会社」との契約が条件になることが多いのです。
保証会社は、オーナーや管理会社への家賃支払いを代行し、代わりに入居者から家賃を徴収し、貸主に対して保証人的な役割をこなす存在。
問題なのは、この「保証会社」の質がかなりまちまちなことです。
きちんとした会社ももちろん沢山ある一方で、あまり規制がなく参入しやすいため、気がつくと非常にタチの悪い会社も含まれてしまっているのだとか。
いわゆる「追い出し屋」の多くは、業界に混じってしまったそんな保証会社か、その下請け業者であることいが多いようです。
(ちなみに保証会社とは関係なく、そもそも契約を居住権のない部屋の鍵の一時使用として、1日でも支払が滞れば鍵を交換して入居者を閉め出す別タイプの悪質業者も。)
といっても、もちろん、敷金も礼金も抑えられれば、それ自体とてもうれしいことですし、きちんとした保証会社は入居者にとってもメリットのある存在。
ただ、ゼロゼロ物件を選ぶ際に、それだけで飛びつくのはちょっと待った方がよさそう。
敷金は、入居者にとっても必要なお金を確保しておくための仕組みといえるものです。
敷金がないことのリスクを理解し、不動産会社や保証会社の質なども、少し気にしてお部屋選びをしてみてください。

