今日は日本のアパート100年記念日
更新日:2010-11-06
ちょうど100年前、1910年11月6日に東京の上野に日本初の木造アパートの「上野倶楽部」が完成したことにちなんで制定された記念日なのだそうです。
このアパートは上野公園のすぐ側に建っていたそうで、木造5階建。
これが、日本初の、複数階建ての集合住宅になるんだとか。
洋風の外観を持ったこの巨大な建物は、当時としてはさぞモダンな建物だったのではと想像します。
(今だと木造で5階建てって、火事とか地震とか、ちょっとコワイ気もしますけど…)
住んでいる人も、官公吏や教師に、外国人の方々とけっこう上流層だった模様。
余談ですが、賃貸住宅の物件名として「倶楽部」をつけたこの名前って、今だとまた斬新でなかなかかっこいい気がしますね。
もっとも、ご存知の通り、日本での賃貸集合住宅の歴史はもっとずっと以前から。
その代表、江戸時代の長屋などは、時代劇や落語で、今でも身近に感じられますよね。
そんな平たい長屋が縦に積まれて、アパートとなり、やがては高層マンションへと発展してきた複層の賃貸集合住宅の歴史も、ついに100年。
現在、住宅の「ストック」を利用しようという動きの中、再び賃貸住宅に注目が集まっていることはご存知でしょうか?
これからは、短い期間で住宅をどんどん建て直すのでなく、中古住宅や賃貸住宅など、既存の住宅を上手に使って、皆が住みやすい暮らしをしていこう、という考え方です。
ただ、現在はまだ、賃貸住宅には多くの問題があります。
ハードとしての質の面、特にファミリー層にとって心地よい住まいが足りていないことや、敷金・更新料といった地域ごと違うお金の習慣によるトラブル。
これから確実に増加する高齢者が、気持ちよく住める賃貸住宅が少ないこと。
それから、自治体から見た時、地域のコミュニティーから浮き上がっている賃貸に住む人たちを、地域とどう結び付けていくかといったことなども、大きな問題です。
更には、空室の増加や、家賃の滞納保証会社の業界の整備、といったことも。
こうした問題を一つ一つクリアしていく中で、今後は、あるいは賃貸住宅が、住宅のスタンダードに育っていくのかもしれませんね。
アパート100年に寄せて、賃貸住宅の進歩に貢献できるよう、ブレインマンションもがんばっていきたいと思います!


