とにかく安全な建物に住みたい!と思われるあなたへ
更新日:2011-06-07
その一つには、自分が住んでいる住まいが、本当に安心なのかという不安もあのではないでしょうか。
今回は、賃貸住宅の建物選びを、防災という面から、考えてみましょう。
●地震に強い建物とは?
基本的に、現在の耐震基準を満たした建物は、工法に関わらず、倒壊はしないように建てられています。
まずその点で、安心してもよいのではないでしょうか。偽装事件のような例もありますので、絶対とはいえませんが…
古い建物について判断するには、まず、建てた時の建築基準がポイントの一つ。
特に昭和56年に建築基準法が大改正されており、それ以前の建物は比較的弱いものが多いようです。
当然、建ててからの劣化の問題もあります。
老朽化のほか、強い地震を経て、耐震性に問題がでてしまうことも。
これは素人が外から簡単に見分けられる、というようなものではないのですが、少なくとも羽アリがでる木造、外壁がはがれかかっている鉄骨造(S造)、ひび割れから錆が浮き出ている鉄筋コンクリート造(RC造)などは住まないに越したことはありません。
また、建物が建つ地盤も重要な要素です。弱い地盤の代表は、水をよく含んでいる場所。つまり、埋立地や周囲より低い場所です。
このような土地には、水に関係する地名がついていることが多いのも、覚えておくといいでしょう。
●火事に強い建物とは?
比較的安心なのはRCの建物。コンクリートは燃えませんので、通常の火災は部屋の中だけで収まります。
木造は耐火のものもありますが、ほぼ想像通り燃えるものが多いと考えていいでしょう。
難しいのはS造。というのは、鉄骨は燃えないので火に強そうに見えますが、実はある程度の温度になるとグニャっと曲がってしまうという性質もあるんです。
対策が取られていなければ木造より弱いこともありうるので、火に強いかどうかは「耐火建築」かどうかを確認した上で判断してください。
●津波に強い建物とは?
津波については、3月の震災の被害を受け、現在基準や指標を整えている真っ最中。
そんなわけでなんともいえない部分はあるのですが、RCやSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造の建物は、津波からの避難建物にも指定されており、比較的強いといえます。
下記のニュースなどが、参考になるでしょう。
・日経新聞サイト 「鉄筋コンクリートの建物は津波に強かった」
・朝日新聞サイト「ビル避難で1万人助かる」
●放射線に強い建物とは?
原子力発電所の事故を受けて、放射線が気になるという方もいらっしゃいますね
放射線はいくつか種類があり、α線は紙で、β線は薄いアルミニウム等で遮蔽できるそうですが、γ線、X線、中性子線等はかなり厚いコンクリートなどがなければさえぎることができません。
RCの建物は、木造などよりも放射線の遮へい効果が大きく気密性も高いので、放射線に対しても防護効果が高いと考えられています。
私どもの会社はRCの賃貸マンションを作っていますので、RCばかり褒めていると思われてしまうかもしれません。
ただ、実際ちゃんと造られたRC造の建物って、とにかく頑丈。
特に、「壁式」のRC造は遮音性もよく、集合の賃貸住宅としてはオススメできる要素がいっぱいなんですよ。
現在の賃貸では地震が心配だ…と感じていらっしゃるなら、構造で指定してお引越しを検討するのも、よいのではないでしょうか?


